水位計・導入事例 #02

工場に隣接する河川の水位監視「見回りをしなくとも、遠隔で川の水位が確認できるようになりました。基準値を超えるとアラートメールが届く設定にできたので、土嚢セットのタイミングがわかるようになったのも大きなメリットです」

<概要>

横河マニュファクチャリング株式会社様での採用事例を紹介します。
山梨県甲府市を流れている渋川は、大型台風による雨やゲリラ豪雨の際に氾濫すると、道路が冠水して敷地内に流れ込み、気が付いた時には隣接する工場棟内へ水が浸入してしまうという被害が、1、2年に1度程度は起こっていました。そのため、河川水位の状況を遠隔で迅速かつ簡便に把握できるようアムニモの「簡易無線水位計測サービス」が導入されました。

目的
河川の水位を迅速に把握し、必要な安全対策を講じる
分野
防災
シーン
河川

平常時の写真

氾濫時の写真

<課題>

豪雨時の河川の急激な水位変化がわからなかったため、被害を受ける工場棟搬入口への土嚢によるせき止めが間に合わないという課題がありました。また、土嚢はあらかじめセットしてしまうと、工場棟からの物品の搬出入が出来なくなるので、本当に必要なタイミングでセットしなければならないという事情があります。

設置された水位計

実際の水位計測画面

  1. ①シンボルマップ

    無線水位計の位置情報を表示

  2. ②バーグラフ

    計測した現在の水位の最新データの確認

  3. ③トレンドグラフ

    計測したデータの履歴の確認

※この他にも、お客様自身で追加いただけるデータ表示機能があります。

<今後の展開>

遠隔で渋川の水位を常時監視できるようになり、水位を確認するための見回りが必要なくなりました。河川護岸のコンクリート上端から、-300㎜まで水位が上がったら、アラートメールを関係者に送信するように設定し、水位が基準値を超えた時だけ、土嚢をセットするなどの安全対策を実施できるようになりました。
なお、本件の水位観測データは、出来る限り公共の利活用とするため、国母工業団地工業会様や、近隣地区である高室町自治会様にも説明をおこない、渋川周辺の企業・自治会の皆さまは、パソコン、タブレット、スマートフォンで、いつでも確認ができるようになっています。

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