自治体

非電源地域の夜間における超高感度カメラ遠隔監視

~電源不要で簡単に、夜間も鮮明なカメラ映像で監視できます~

<概要>

河川や港湾、斜面、沿岸部などの自然災害防止の観点や、警察・重要施設を監視する場合など、夜間においてもカメラ監視が求められる状況は多くあります。しかし、特に非電源地域では電源の確保に苦労するケースや、夜間は光源がほとんどなくカメラの撮影が難しいケース、あるいは大規模な投光器が必要となってしまうケースがあります。このような場合でも、超高感度のカメラと燃料電池システムを組み合わせることで、簡単に昼夜問わず鮮明なカメラ映像での監視を実現するユースケースをご紹介します。

なお、本ユースケースで活用された「燃料電池型監視カメラソリューション」の詳細については、下記よりご覧ください。

<課題>暗所におけるカメラ映像の撮影

防犯・防災を目的にカメラを設置する際、夜間においてもカメラ監視が求められる状況は多くあります。しかし、特に非電源地域では電源の確保に苦労するケースや、夜間は光源がほとんどなくカメラの撮影が難しいケースがあります。

1、夜間撮影の難しさ

防犯用途でカメラを設置する場合、夜間に盗難等の問題が発生する確率は高く、夜間においても撮影することが必要です。また、防災の用途でも自然災害は昼夜問わず発生する可能性があるため、夜間でも継続的に撮影することが望ましいです。しかし、特に非電源地域においては、夜間においては光源が少なく、鮮明なカメラの映像撮影には大きな課題があります。

2、カラー撮影の難しさ

夜間の撮影の場合、サーマルカメラ等を使って撮影するケースもありますが、色の判別が難しいことが多くあります。例えば、不審者の特長を鮮明にとらえられず情報が不十分となってしまうケースや、表示灯の色で船の左舷・右舷を判断するような沿岸部の監視においては、色などが分からないために判断がつかないといったリスクもあります。

3、投光器設置の難しさ

夜間も鮮明な撮影を行いたい場合、照明として投光器を設置するケースも多く見受けられます。しかし、非電源地域ではバッテリーなどを活用するため、十分な電力量が確保できないことも多く、夜間での常時光源確保に課題があります。また、照明が当たった箇所しか撮影ができないため、撮影できる範囲が限られてしまいます。

4、大規模なシステム構成

電源装置や投光器を合わせるとかなり大規模なシステムになりがちで、設置後に移動できない場合が多いです。

<アムニモの解決方法>非電源地域でも昼夜を問わず鮮明なカラー画像で撮影

超高感度カメラと燃料電池システムを使うことで、光源が確保しにくい非電源地域でも昼夜を問わず鮮明なカラー映像での遠隔監視が可能です。

1、夜間においても鮮明な撮影が可能

超高感度なカメラを活用することで、光源が少ない場所でも鮮明な画像が撮影できます。そのため、夜間や霧発生時など見通しが悪い場合でも映像を閲覧可能です。また、ズームに関しても高解像度で行うことが出来るため、遠くの沿岸部などについても監視できます。

2、昼夜問わずカラーでの撮影が可能

夜間の撮影においてもカラー表示が可能であるため、セキュリティや監視において効果を発揮します。例えば不審者が侵入した際は「赤いジャンパーを着た不審者」などの特長を正確にとらえることが可能です。また、沿岸にて船舶を監視する際、船の左舷・右舷は表示灯の色で判断可能であるため、より正確な情報を得ることができます。

3、投光器なしで夜間の監視が可能

超高感度のカメラを活用することで投光器稼働のための電力確保が不要です。そのため非電源地域でも安心してバッテリー駆動の映像監視システムを活用できます。また、投光器で照らすことが出来ない距離でも、夜間監視が可能であるため、撮影の幅が広がります。

4、設置後に移動可能

電源・通信工事不要のLTE対応カメラシステムであり、投光器も不要であるため、比較的コンパクトな設計となっています。また、オールインワンでパッケージ化された製品で、必要な器具は収納ボックスにまとまっているため、設置後の移動も比較的簡単に行うことができます。

協力:EIZO株式会社
本ユースケース掲載の超高感度カメラ(SSZ-9700)はEIZO株式会社より販売されます。詳細はこちら(EIZO Webサイトへ)

お問い合わせ